「CX-90」はマツダ史上最強の340馬力・直6ターボ搭載! 日本導入予定「CX-80」との関連は?
掲載 carview! 文:編集部/写真:マツダ 111
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マツダは北米で2月1日(現地時間)、新型ラーサイズSUV「CX-90」を世界初公開した。同車はマツダが米国を中心に販売するラージ商品群に属しており、国内導入はされない見込み。ただし、日本や欧州ではやや幅を狭めた「CX-80」が近々デビュー予定だから、その姿を予想する意味でもCX-90は気になる存在。そこで今回は、米国での現行ラインナップ中で最大となるこの3列シートSUVがどんな特徴を持っているのか、じっくり見ていきたい。
<トップと上の写真:CX-90>
まず、注目されていたパワートレーンは、マイルドハイブリッド機構を組み合わせた3.3L直6ガソリンターボ(340hp/約500Nm)と、2.5リッター直4ガソリンプラグインハイブリッド「e-SKYACTIV PHEV」(323hp/約500Nm)の2本立てとなった。
このうち前者はマツダの量産ガソリンエンジンの中で最高の馬力とトルクをもつユニットで、ダウンサイジングの潮流に逆らって敢えて大排気量エンジンを新規開発したことからもわかるように、マツダが強く推したいのもこちらのようだ。米公式サイトでも直6搭載を前面に出してアピールしている。>>CX-60のカタログ情報をチェックする
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<上の写真:CX-60>
駆動方式は後輪駆動ベースのAWD「i-Activ AWD」が標準。ただ、エンジン縦置きレイアウトを採ることからRWDモデルも追加されるかもしれない。組み合わされるトランスミッションは日本国内の「CX-60」にも搭載されるトルクコンバーターレスの8速ATで、マイルドハイブリッド車ではエンジンとの間に電気モーターが配置される。CX-60のトランスミッションはトルコンレスゆえに若干ギクシャク感を指摘する声もあったが、CX-90ではどうなったか興味深い。
エクステリアデザインは先に登場した「CX-60」とイメージが重なる。詳細なサイズは発表されていないが、3列シート化によりCX-60に比べホイールベースやリアオーバーハングが延長され、全長は5mを超えている見通し。また、全幅も2m近くまで広がっている模様で、全体的にCX-60より伸びやかな印象を与える。
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<上の写真:マツダ6>
フロントマスクでは、フラッグシップSUVらしくメッキパーツがロアバンパーにも追加され高級感がアップ。イメージカラーは、昨年末に国内の「マツダ6」特別仕様車に初採用された新色のアーティザンレッドとなっている。
インテリアは日本的な高級感が追求され、「かがり縫い」をモチーフとした粗いステッチが施されたダッシュボードトリムや、ナッパレザー表皮のシートなどを採用。2列目シートはベンチシート仕様とキャプテンシート仕様が設定され、前者は8人乗り、後者は7人乗りとなるようだ。
もちろん、マツダらしくシートはサスペンションとともに乗員の姿勢保持を最大限考慮して設計されており、「ロードスター」で初採用されたリア内輪に微制動をかけてコーナリング姿勢を安定させる「キネマティックポスチャーコントロール」も相まって、気持ちよい運転体験を演出する。
米国価格はまだ公表されていないが、従来最も高価だった「CX-9」が3万8750ドル(約500万円)からなので、CX-90はおそらく4万ドル(約515万円)あたりがスタート価格となるだろう。
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